研 究


「教会音楽は祈りをより美しく表現し,一致協力を促進し,また聖なる儀式をより荘厳なものとして豊かに
することにより,典礼行為と固く結ばれるにしたがって,いよいよ聖なるものとなるのである。」
典礼憲章112条


“他の諸芸術の表現にまさって,はかり知れない価値を持つ宝庫である全教会の音楽伝統の保存と普及”をはかり,また,日本におけるキリスト教音楽の可能性を模索し,研究を行っている。

 聖 歌 隊 (Cappella Gregoriana )
  1. 教会が宝として持ち続けてきた伝統音楽の保存と普及を目的としている。日本におけるキリスト教音楽の考察と実践。

  2. 教会音楽のまことの目的を達成するため,典礼のなかでの音楽のあり方を追求する。1986年発足以来,毎主日のミサはグレゴリオ聖歌を中心に歌っている。また,母国語での詩篇Antiphona ,教会の伝統にしたがっての新しい試みの努力も続けている。

  3. 典礼だけでなく,幅広く宗教音楽を捉えた時,専門的な高度のレベルの合唱の要求に答えるため,また聖歌隊のレベルアップのためにも,プロフェッショナルな声楽アンサンブルFavorito を1989年に編成した。聖歌隊と合同でコンサート,録音などおこなっている。

出 版 (CD・論集

 1. 保存と普及の一環としてグレゴリオ聖歌のCD録音。 

 発行された主なCD  
(指揮)
(録音)
主の降誕
In Nativitate Domini
水島良雄
1988
待降節/主の公現
Adventus / In Epiphania Domini
Roman Banwart OSB
1991
主の受難
In Passio Domini
Godehard Joppich
1994
主の復活
In Resurrectione Domini
アレルヤ唱 
-恵み深い主に感謝せよ
-主を賛美せよ
アレルヤ唱 -詩編150番
主の祈り Pater Noster
Godehard Joppich
1996
レクイエム/死者のための典礼
Liturgia Defunctorum
Godehard Joppich
2002
究極の音楽
Godehard
Joppich
2009
至高のハーモニー
Godehard
Joppich
2012

● An Wasserfluessen Babylon 「バビロンの流れのほとりに」(2枚組)
  J.S.バッハ:17のコラール前奏曲 「ライプツィッヒ・コラール集」より
  演奏;岩崎真実子
  立教女学院聖マーガレット礼拝堂で奏でられるオルガンの静謐な響き
  定価:3,465円

● 「聖グレゴリオの家のアーレントオルガン」
   演奏;ロレンツォ・ギエルミ   定価:2,940円

● 「Johann Sebastian Bach 〜ライプツィヒ手稿からのコラール集〜」
   演奏:ジャン・フィリップ・メルカールト   定価:3,000円

 




 2. 論集の出版

 発行された研究論集

「研究報告 フランシスカンの音楽と神学」 2003年発行

初期フランシスコ会とラウダ   伊能哲大OFM
コルトナ・ラウダ概論      杉本ゆり 

アシジの聖フランシスコの精神の発露として発展した13世紀のラウダという民衆的賛美歌を社会史、霊性史的な観点で論じた伊能論文と共に、特にフランシスコとの関連が強いフランシスコ賛歌を含むコルトナ・ラウダの概括的な紹介となっています。

「研究論集 II 」 2006年発行

アシジの聖フランシスコ祝日の聖務日課について  杉本ゆり
フランス・ヴィオル音楽黎明期のヴィオル奏者達とその作品への一考察  千成千徳
L. ペンナ『音楽の曙』における通奏低音法  坂由理

  1. 聖フランシスコの祝日を祝う聖務日課はフランシスコ会士シュパイヤーのユリアヌスによって書かれました。これをローゼンタール写本、およびザンクト・ガレン写本を検証することによってその歴史的重要性を論じたものです。

  2. 1970年代に発見されたフランスの独奏ヴィオルのための曲集と17世紀のヴィオル奏者達に焦点をあて、黎明期におけるヴィオル音楽の様相を丹念に論じています。

  3. イタリアのカルメル会司祭でもあったペンナの『音楽の曙』に詳述された通奏低音法について、ペンナの記述を克明に追うことによって、17世紀イタリアの音楽実践の側面を浮き彫りにしていこうとするものです。

『死の影 慰めの光』 2008年発行  鳥影社 ゲレオン・ゴルドマン 著  宮本絢子 訳

           


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